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NYダウの概要

NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)とは?

正式な名前は「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」といいます。NYダウ、ダウ平均といった名前でも親しまれています。「ダウ平均」というと工業株価・輸送株・公共株の3種類があるのですが、もっとも名前が知られているのはNYダウ、つまり工業株価平均となります。

NYダウは、アメリカにある代表的な銘柄を採用した上で、ダウ式平均株価を使って算出されています。前回はS&P500が一般的に知られている株価指数と言いましたが、NYダウもまた、アメリカの代表的な株価指数と言っていいでしょう。NYダウも、会社合併に伴い2012年7月からはS&P500ダウ・ジョーンズ・インデックス社によって公表されています。

NYダウのはじまり

1884年にダウ・ジョーンズ社によって「ダウ・ジョーンズ平均」という名称で株価指数が公表されており、これがNYダウの前身でもあります。このときにはアメリカの産業構成を鑑みて鉄道関連・工業関連の銘柄が中心でした。その後の経済成長を受けて、1896年には鉄道関連の銘柄をダウ・ジョーンズ輸送株平均という名前で分離させて、ダウ・ジョーンズ工業株価平均での算出が始まりました。

1928年には現在のような30銘柄で構成されるようになり、サービス業関連の銘柄も取り込む形現在のNYダウの形となっています。

NYダウの構成銘柄

S&P500と同じく、ニューヨーク証券取引所とNASDAQに上場している30銘柄から構成されています。NYダウは時代に合わせて入れ替えが行われており、2020年8月にも3銘柄に変更が加えられました。2022年時点では、以下のような構成銘柄となっています。

  • アップル(コンピュータ)
  • マイクロソフト(ソフトウェア)
  • JPモルガン・チェース(金融)
  • ユナイテッド・ヘルス(保険)
  • ビザ(その他金融)
  • ジョンソン&ジョンソン(医薬品)
  • ホーム・デポ(小売業)
  • ウォルマート・ストアーズ(小売業)
  • P&G(日用品)
  • ウォルト・ディズニー・カンパニー(娯楽・メディア)
  • ナイキ(その他製品)
  • セールスフォース・ドットコム(ソフトウェア)
  • ザ コカ・コーラ カンパニー(飲料)
  • シスコシステムズ(情報・通信業)
  • シェブロン(石油)
  • ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)
  • インテル(半導体)
  • マクドナルド(外食)
  • メルク(衣料品)
  • ハネウェル・インターナショナル(機械・精密機器)
  • ゴールドマン・サックス(金融)
  • アメリカン・エキスプレス(金融)
  • アムジェン(医薬品)
  • ボーイング(航空機)
  • IBM(コンピューター)
  • キャタピラー(重機)
  • スリーエム(科学)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(小売業)
  • ダウ(科学)
  • トラベラーズ(保険)